勃起障害(ED)
- 2023年9月4日
- 自費診療
勃起障害/勃起不全(ED:Erectile Dysfunction)
EDとは
満足な性行為をおこなうのに十分な勃起が得られないか、維持できない状態のことを言います。
勃起しない状態はもちろんですが、硬さが足りない、性行為の途中で萎えてしまう中折れも含まれます。
年齢が増すごとにEDの方は増えますが、若いうちからEDに悩む方も多くいます。
EDを自覚している人は概算で、40歳未満が1~10%、40歳代が2~15%、60歳代が20~40%、50歳代は40歳代と60歳代の中間、70歳以上は50~100%の人で認めると推定されます。
また、勃起は神経だけでなく血管の働きも作用して起こります。
EDを放置することで重大な病気を見逃す可能性もあります。
以下にEDについて詳しく説明していきます。
EDの分類
EDは以下の3種類に分類されます。
器質性ED
勃起は神経だけでなく血管の働きも作用して起こります。それらが原因でEDを認めます。
心因性ED
性行為に対する不安・ストレス・過去の体験のトラウマ・パートナーとのトラブル、またはうつ状態・うつ病などによって十分な勃起が得られなくなることです。
混合性ED
器質性EDと心因性EDが合わさって起こる勃起障害です。
EDの危険因子
いくつか考えられますが、改善することができるものとして、肥満・運動不足、喫煙があります。そのほかのものとして、加齢、糖尿病、心血管疾患・高血圧、テストステロン低下、慢性腎臓病、下部尿路症状、神経疾患、手術・外傷、うつなど精神的因子、薬物、睡眠時無呼吸症候群などが挙げられます。
EDの診断
以下の方法で診断します。
問診
勃起不全の問題を医師に話ができることが重要です。当院では、外に音の漏れない診察室で、できるだけリラックスできる雰囲気での診察を心がけています。
身体的な評価
身体的な要因が勃起不全の原因となっているかどうかを評価するために、身体検査を行うことがあります。具体的にはBMI、二次性徴の確認、外陰部の異常が無いか確認などを行います。
血液検査
血液検査を通じて、ホルモンの異常や糖尿病などの身体的な要因を確認することがあります。50歳以上では採血項目の一つであるPSAを調べることで前立腺癌の有無の確認を行うことがあります。
EDの治療
生活習慣で改善できそうな点があれば行います。
そのうえで、内服薬による治療を行います。具体的には、バイアグラ、レビトラ、シアリスのいずれかの薬剤を使用します。
それぞれ特徴があり、患者様それぞれに合った薬剤を使用します。
最後に
ED治療はいくつになっても行うことができます。お気軽にご相談ください。
また、ED薬で効果が得られなった方や心疾患や脳疾患などの持病でED薬が服用できない方への治療として、スターフォーマーによる治療を行うことができます。
お気軽にご相談ください。