ビタミンB6|横浜青葉ゆうクリニック|あざみ野の泌尿器科

〒225-0011 神奈川県横浜市青葉区あざみ野2-4-2
Tel.045-530-5848
ヘッダー画像

医療コラム

ビタミンB6|横浜青葉ゆうクリニック|あざみ野の泌尿器科

ビタミンB6

ビタミンB

 ビタミンB6とは

ビタミンB6はピリドキシンとも呼ばれる、水に溶ける性質をもったビタミンです。

体内に取り込まれタンパク質は一度アミノ酸に分解され、体内でたん白質に再合成されます。ビタミンB6はこの分解、再合成を助ける補酵素として働きます。

補酵素とは酵素のタンパク質と結合することによって,酵素が働くようにする物質のことです。

またビタミンB6の働きはそれだけではなく、脂質の代謝やヘモグロビンの合成、免疫機能の維持といった働きにも欠かせません。

 

ビタミンB6の重要性

ビタミンB6は、体内でアミノ酸・脂質・炭水化物の代謝、神経伝達物質の代謝、ヘモグロビンの形成、免疫機能の維持、皮膚の抵抗力の増進など、どれも健康の維持に必要不可欠な働きをします。

 

ビタミンB6の働き

アミノ酸代謝:

アミノ酸の代謝に関与し、体内でタンパク質を合成するために必要です。具体的には丈夫で健康な皮膚、粘膜、髪、歯、爪の生育にかかわります。

神経伝達物質の代謝:

神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンの合成に関与し、イライラ、不安など精神的な不調を抑えます。

ヘモグロビン形成:

赤血球のヘモグロビン合成にビタミンB6が必要であり、貧血を防ぐのに役立ちます。

免疫機能:

免疫細胞の活性化に関与し、免疫機能を維持するのに寄与します。

 

ビタミンB6の摂取方法

ビタミンB6は多くの食品に含まれており、主要な食品源には肉、魚、バナナ、イモ類などがあります。

日常の食事からビタミンB6を摂取することができますが、サプリメントも利用できます。

 

ビタミンB6が不足すると

ビタミンB6の不足は、貧血、口腔内の炎症、手足がしびれるといった末梢神経障害、免疫力の低下、精神的に不安定になる等の症状を引き起こす可能性があります。

 

ビタミンB6の過剰摂取のリスク

通常、食事からのビタミンB6の摂取は安全ですが、長期間にわたり多量のサプリメントを摂取すると、神経障害や感覚異常のリスクが増加する可能性があります。したがって、サプリメントの過剰摂取には注意が必要です。

 

最後に

ビタミンB6は、体内でさまざまな代謝に不可欠であり、健康的な生活を維持するために適切な量の摂取が重要です。しかし、水溶性ビタミンであるビタミンB6は体に蓄えておくことができないため毎日十分な量を摂る必要があります。ビタミンB6は調理による損失が大きいビタミンの一つです。そのため多めに摂取することを心がけるといいかもしれません。特に、肉や魚などのタンパク質を多く摂る人、妊娠中の人や授乳中の人は、積極的な摂取がすすめられます。バランスの取れた食事を摂ることでビタミンB6の適切な摂取をするようにしましょう。

top